この章では、9歳のロバート少年が、金持ち父さんと、貧乏父さんの考え方を比べて、最終的に”金持ち父さん”の教えに従うことを決断したのでした。”貧乏父さん”は、ロバートの実父、”金持ち父さん”は友人の父でした。ここで、二人の比較をしてみましょう。
貧乏父さん
・教育 … 博士号も有する、最高学府で学んだエリート
・仕事 … 州政府に勤務、教育行政のトップ
・収入 … 政府から高給を受けている
・お金に関する考え方 … 安全第一、リスクをとるな。お金に関することを考えるのはいやしいことだ。
・教育に関する考え方 … 最高の教育を受け、医師や弁護士、MBAなどの高給を得ることができる仕事に就くのが望ましい。
金持ち父さん
・教育 … ハイスクールも出ていない。
・仕事 … 地元で小さな商店などを経営。
・給与 … 事業から得る収入。当時は貧乏父さんよりも低かった。
・お金に関する考え方 … お金の扱い方を学び、利益は再投資する
・教育に関する考え方 … お金に関する教育が必要。
このちがいが、どのようなものなのか?そして、その結果二人はどうなっていくのか…。それが、この本の第2章以降で述べられていくわけです。
次回より、第2章について解説していきましょう。
※お金持ちになるには、やはり師匠がいるのが一番良いようです。