"お金があるとすべての問題が解決する…という考え方には欠陥がある。”
flawという言葉は聞きなれない言葉ですが、これは欠陥、欠点という意味の"falut"に近い言葉です。
その”欠陥”の内容を図示したのが、ロバート・キヨサキが作成した、貧乏人、ミドルクラス、そして金持ちのお金の流れなのです。
とくに着目すべき点は、貧乏人も、ミドルクラスも、持っていたり、使ったりするお金の総額こそ違え、「入ったお金がただ出て行くだけ」という構造が基本的に一緒である、という点です。
実際、われわれ日本人の間でも時々、宝くじや万馬券などにあたり、分不相応な巨額な収入があったばかりに、身を滅ぼす、という例が多数ありますが、結局それも、これとまったく同じ理屈だと言っても過言ではないでしょう。
このことはアメリカでも同様らしく、さすがにロバート・キヨサキ自身も辟易していると見えて、次のように述べています。
That is why I cinge whenever I hear people ask me how to get rich quicker.
"そういうわけで、私は、人々がどうやったらより早くお金持ちになれるのか?と聞かれるたびに、うんざりしてしまう。”
…そう思うのは、ロバート・キヨサキだけではないでしょうね。
※お金がすべてではありません。